福岡の結婚相談所

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2020年05月09日 結婚は『縁』と『運』と『タイミング』

=結婚は”縁”と”運”と”タイミング”といわれますが、なんとなく理解はできるが「なるほど」と、うなずけていないのでは?=

婚活するわたくし達にとって、コロナ自粛期間は決してピンチばかりとは言えないと思います。婚活中の皆様にとっては考えを練る、立ち止まって想いを巡らせる、階段の踊り場にいる時だと思います。

また、希望的な観測ですが、出口がかすかに見え始めた気がします。

世間一般に「結婚は縁と運とタイミング」といわれますが、≪何となくわかった≫ではなく、「なるほどそういう意味ね!」という解説が欲しいのではありませんか?

この言葉の意味合いは、何となく「そのうちにいいことがあるさ」「果報は寝て待て」「ばたばたしても仕様がないのでは」的な内容です。きわめて無責任な言葉に聞こえてしまいます。婚活中の人、これから婚活をと真剣に考えている人にとっては理解に苦しむ言葉だと思います。

結婚相談所の担当者の中にも残念ながら、常識では考えられないような言葉を発する人がいたようです。

これはご本にから直接に聞いたお話ですが、ある日、再婚を希望してその相談所を訪問し一連の入会手続きを済ませ「これで新たな気持ちで婚活を」と安堵の気持ちを抑えながら挨拶を済ませ帰ろうとしたところ、その背中に向けて「あなたは再婚ですから成婚までは長い時間がかかるから覚悟してね!」と言われたそうです。表現は適切でないかもしれませんが「溺れる者藁をもつかむ」の心境で高い料金を払った後に浴びせられたこの言葉は他人事ではありません。当時このことを聞かせられたわたくしは同業者として言葉を失ってしまいました。

運を模索し縁を求めて訪問した先でのこの言葉は「相談所ってこんなところか・・・」という不信感いっぱいだったに違いありません。そのような悪い経験をしたのにも関わらずに当会のドアをノックしてきてくださった彼女には婚活に対する勇気と客観的な理性に敬意をもちました。

たしかに、結婚に限らず人生は「縁と運とタイミングに左右されることがいかに多いかを誰しもが知っています」知っていても「餅は餅屋で」の言い伝えの通りプロの支援を期待した訪問先でのこのような苦い経験は手を取るようにわかります。このような強い彼女には精いっぱいの支援をしなければ・・・との意を強くさせられました。

『縁』とは「人と人とのかかわりあい」「そのようになるめぐりあわせ」物事はすべて繋がって成り立っています。「あれ!この人とは何か気が合うな~」気が合うから何度も会うことに抵抗なくドンドン気持ちが盛り上がって強くなっていくのだと思います。すれ違いもあるし、いさかいや少々の口けんかもあるはずです。でも「基本的に気が合うもの同士」ですからうまくいくのです。

『運』とは「運」はどんな人にも平等にあるものです。ただし、その時そのときに与えられた「運」に気づき、いかにそれを生かしていくかということだろうと思います。仕事、お金、恋、結婚など、生きる上での重大な関心事、運の関係について説いている書籍は山ほどありますが、すべて最後は自己判断です。自己判断ができないから聞いているのに最後の結び言葉は「あなたが判断すること」で終わってしまいます。確かに判断を他人任せにするということは虫のいい話に違いありません。  どちらかといえば『運』は後で気づくものですね。

誰もが「幸せになりたい!」と思っているはずでが、なかなか、そうは問屋が卸してはくれません。それは「どうやったら幸せになれるのか」を知らないからかもしれません。ではラッキーな人生は生まれつき幸運の持ち主で、そうでない人は一生アンラッキーなのでしょうか。実は“運”も自分自身の意思で変えることができるものだと思います。

誰でも未来を正確に予知することなんかできるはずがありません。あれやこれや言ってみたところで気休め的なものが多いです。人によっては、そのために心の安定を得られる場合もあるでしょう。自分の未来は、自らの努力と判断によって切り開かなければならないことも当然のこととして心に刻み込んでおくべきでしょう。

人間は弱い存在であるために、判断を超人間的な力に求めたり、偶然にゆだねる傾向は誰しもが持つものであることは云うまでもありません。むしろ社会生活が複雑になるにつれて、運勢判断や占いの方法は多様化しているといえます。ただ、運勢判断に対する信頼度は時とともに薄らいで、単なるジンクスや遊びの要素が濃くなってきていることも確かです。

『タイミング』とは思わず「グッドタイミング!」と声に出したくなるような偶然のこともあるでしょうが、婚活でのタイミングはお相手に対して積極的に作り上げるものではないでしょうか。

「縁」と「運」とはある日突然、わが身におとずれるものです。しかし、タイミングばかりは自分の意志で決められるものではありません。要するに「みずからあらかじめ調節・調整するなどして決めるという意味合いをもつもの」だと思います。

自分で決断するということを「婚活」であてはめるならば、一番に該当するのはプロポーズです。プロポーズこそタイミングが要求されます。プロポーズは何らかのきっかけでする行為ではありません。練りに練ったチャンスを「タイミング」ととらえる事ではないでしょうか。

婚活という行為のプロセスのなか、あらゆるシーンでアドバイザーに依存することは決して悪いことではありません。一生一代のイベントに違いないのですからミスをなくするためにも、むしろアドバイザーに助言を期待してもおかしなことではありません。

お付き合いが成熟した状態になると自分本位に突っ走ってしまうケースがよくあります。プロポーズは婚活の最後の仕上げ行為です。最高に考えて考え抜かなければならないことです。それが周到な準備なくして、いつものお付き合い気分の流れそのままであってはいけません。相手の心の琴線に触れないような行為になってしまっては水の泡です。このタイミングこそご自分で作る行為なのです。あなた自身による創作劇なのです。

ざっと「縁」と「運」と「タイミング」について述べてきましたが、動機からエンディングまでの3つの要素についての考えを申し上げました。「結婚は縁と運とタイミング」ということにご理解を深めていただくことができたでしょうか。